ニンテンドー3DSカンファレンス2011に行ってきた。
結論を先に述べる。
「ニュースはなかった。それがニュースだ」
今日のニンテンドー3DS、31作品の新作タイトル発表をうけてゲーム専門誌は、「豪華ラインナップが大公開!」と報じるだろう。
たまたまであるが、私の席の隣には経済誌の記者が座っていた。開幕前に同僚記者同士でフィリピンパブの雑談をしていた。内心、「場をわきまえろ」と思っていた。時は過ぎ、岩田社長のスピーチが終了した。
その瞬間、ひとりの記者は「ソーシャルの話とか、全然出てこなかったな」と吐き捨てるような口調で感想を述べていた。類推するに、その経済誌記者は「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」とネガティブな報道をするのだろう。
煽か貶。
つまり、煽(あお)るか、貶(おとし)めるかの報道が大半になってしまった日本のメディアの中で、私はこの場を借りて「ニュースはなかった。それがニュースだ」と、おもしろくもない感想を書き残しておきたい。
雑誌の表紙を連想しよう。
「ニンテンドー3DS・豪華ラインナップが大公開!」
「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」
いかにも読者の目をひきそう、ではある。
雑誌の表紙に書く大見出しの慣行からはずれていない。
だが、「ニュースはなかった。それがニュースだ」。
こんな見出しが載る雑誌は一冊たりともないだろう。
ゆえに私は、煽にも貶にもかたよらない結論を冒頭に書いた。
ただし、これは今日のカンファレンスに限っての結論だ。